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凡例

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一、学科配当表と課程表、学生と生徒、卒業生と得業生などの語は、厳密に区別することなく混用されている。専門研究者以外の読者には、それらを峻別して、当時の表現法に固執すると、寧ろ理解の妨げになる場合があると感ぜられたばかりでなく、当時にあっても、混用の例が、術語によっては散見されるからである。

一、年齢は、満で計算するのを原則とした。

一、引用文については、略体漢字の使用や句読点など原文と異る箇所も若干あり、また一々指摘することなく、一部を省略した場合もある。研究者は、指摘したページにつき、原文を披見せられたい。

一、引用文中〔……〕は、筆者による注記である。

一、学苑に設置された学部・科(高等予科および高等学院を除く)に関し、「大学」昇格以後のものについて、略称を用いる場合には、左の如き基準によっている。

政研 大学院政治学研究科

経研 大学院経済学研究科

法研 大学院法学研究科

文研 大学院文学研究科

商研 大学院商学研究科

工研 大学院工学(理工学)研究科

一政 第一政治経済学部

二政 第二政治経済学部

一法 第一法学部

二法 第二法学部

一文 第一文学部

二文 第二文学部

教育 教育学部

一商 第一商学部

二商 第二商学部

一理 第一理工学部

二理 第二理工学部

社学 社会科学部

政 政治経済学部

法 法学部

文 文学部

商 商学部

理 理工学部

大政 大学部政治経済学科

大法 大学部法学科

大文 大学部文学科

大商 大学部商科

大理 大学部理工科

専政 専門部政治経済科

専法 専門部法律科

専商 専門部商科

専経 専門部経営科

専工 専門部工科

高師 高等師範部

専校政 早稲田専門学校政治経済科

専校法 早稲田専門学校法律科

専校商 早稲田専門学校商科

専校経 早稲田専門学校経営科

工手 早稲田工手学校

高工 早稲田高等工学校

工業 早稲田工業学校

工高 早稲田工業高等学校

産専 産業技術専修学校

早実 早稲田実業学校

 ただし、新制早稲田大学発足後暫くの間は、個々の教員の専属学部を特定することは困難であり、この場合は第一・第二の学部の別を省いてある。

一、本文中に掲げた氏名には、原則として、敬称を省略した。

一、本文中の「今日」あるいは「現在」とは、本巻の発行時点ではなく、特に断りのない限り、創立百周年を迎えた昭和五十七(一九八二)年十月時点である。

一、巻末の引用文献目録は、読者が引用文を点検する便を図るのを目的とするものであるから、引用が行われていないその他の多数に上る参考書は、すべて省略に付した。また数種の版本が存在するものについては、読者による検索の便宜を概ね選択の基準として、その中の一つを掲げるのに止めた。