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凡例

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一、学科配当表と課程表、学生と生徒、卒業生と得業生などの語は、厳密に区別することなく混用されている。専門研究者以外の読者には、それらを峻別して、当時の表現法に固執することは、寧ろ理解の妨げになる場合があると感ぜられたばかりでなく、当時にあっても、混用の例が、術語によっては散見されるからである。

一、年齢は、満で計算するのを原則とし、数えの場合には、それを明らかにするよう努めた。

一、引用文については、明らかな誤字・誤植を除き、なるべく原文のまま引用するよう努めたが、略体漢字の使用や句読点など、原文と異る箇所も若干ないわけではない。研究者は、指摘したページにつき、原文を披見せられたい。

一、引用文中〔……〕は、筆者による注記である。

一、学科配当表に関しては、『東京専門学校校則・学科配当資料』を本編集所より刊行したので、本書には、最も重要と考えられるもの以外は、掲載を省略した。また略体漢字を使用したことその他、学科配当表についても、原型を改めた点が本書では若干あることをお断りしておく。

一、巻末の引用文献目録は、読者が引用文を点検する便を図るのを目的とするものであるから、引用が行われていないその他の多数に上る参考書は、すべて省略に付した。また数種の版本が存在するものについては、読者による検索の便宜を概ね選択の基準として、その中の一つを掲げるのに止めた。