本第五巻は、木村時夫（平成三年三月に編集員を退任）、正田健一郎（平成七年三月に所長を退任、四月に顧問に就任）、滝沢武雄（平成四年三月に編集員を退任）総編集により平成元年三月に、また平成六年三月に、それぞれ印行した稿本の第四巻上・下二分冊を底本とし、大方の叱正と、それ以後発見された資料とを勘案して、正田健一郎を中心とする編集会議において、編別構成、内容につき改訂、加筆したものを、正田が最終的に監修したものである。
稿本ならびに本書の執筆または資料蒐集に参加したのは、正田健一郎、滝沢武雄ならびに小松芳喬のほか、安在邦夫、石山昭次郎、泉正人、太田愛之、川口浩、菊池紘一、河野昭昌、佐藤能丸、中西敬二郎、藤井信幸、松本康正、和田穣であり、更に本巻では特に神沢惣一郎、染谷恭次郎両名誉教授の協力を得た。また写真のレイアウトについては、有限会社グレービー片岡秀夫氏を煩わした。
本巻の成るまで、資料の閲覧、写真の撮影その他に関し、学苑の内外において供与せられた便宜は夥しく、稿本の不備に寄せられた懇切な指摘に対してとともに、ここに謹んで深謝の意を表するものである。
平成九年一月
早稲田大学大学史編集所
