Top > 第二巻 > 凡例

凡例

ページ画像

一、学科配当表と課程表、学生と生徒、卒業生と得業生などの語は、厳密に区別することなく混用されている。専門研究者以外の読者には、それらを峻別して、当時の表現法に固執すると、寧ろ理解の妨げになる場合があると感ぜられたばかりでなく、当時にあっても、混用の例が、術語によっては散見されるからである。

一、年齢は、満で計算するのを原則とした。

一、引用文については、略体漢字の使用や句読点など原文と異る箇所も若干あり、また一々指摘することなく、一部を省略した場合もある。研究者は、指摘したページにつき、原文を披見せられたい。

一、引用文中〔……〕は、筆者による注記である。

一、学苑に設置された学科に関し、「大学」昇格以後のものについて、略称を用いる場合には、左の如き基準によっている。

大政 大学部政治経済学科

大法 大学部法学科

大文 大学部文学科

大商 大学部商科

大理 大学部理工科

専政 専門部政治経済科

専法 専門部法律科

高師 高等師範部

予科 高等予科

清留 清国留学生部

工手 付属早稲田工手学校

一、本文中に掲げた氏名には、原則として、敬称を省略した。

一、巻末の引用文献目録は、読者が引用文を点検する便を図るのを目的とするものであるから、引用が行われていないその他の多数に上る参考書は、すべて省略に付した。また数種の版本が存在するものについては、読者による検索の便宜を概ね選択の基準として、その中の一つを掲げるのに止めた。